第1回 長谷川敏彦氏 未踏高齢社会の問題の構造と、新しい時代の価値観

第1回講演会の様子をお伝えします。
aura 伊東光穂さんが執筆してくれました!

<報告文>
簡単に、前回のご講演の報告をさせていただきます。

長谷川先生からは、生殖年齢を過ぎた人口が全人口の過半数を占めるような「未踏高齢化」
が個人の生き方/家族/経済/医療/福祉にどのような影響をもたらすのか、私たちの選択肢は何か、
というお話をしていただきました。

20年後に日本の人口の2/3が50歳以上、1/3が70歳以上という「未踏高齢化社会
の大きな見取り図を描いていただき、私たちの直面している変化の大きさに衝撃を受けました。

また、上は70代の方から、20代前半の社会人、大学生を交えて行ったグループ・ディスカッションでは、
「私はどう生きるのか」「社会はどう変わるべきか」について議論を行いました。

少子高齢化による変化は、団塊の世代の仕事の引継ぎや、年金の金額の話など
個人に直結する問題であり、私たち一人一人が社会の変化に向き合い、
新しい生き方を他者と創って行かなければならない点が了解されたと思います。

次回の『少子高齢化社会の未来図』は、7月1日(日) 14:00 〜 17:00、
山田昌弘先生(中央大学文学部教授)による、「少子化社会の家族観」についてのご講演です。